資料・平成18~23年度中学校公民教科書分析(18)―――天皇

Ⅱ、国内政治編


  (18)天皇

○分析項目
 ①分量、小見出し
 ②写真
 ③象徴か権威か

○日本書籍新社
 ①分量、小見出し……わずか4行のみ
 ②写真……なし
 ③象徴か権威か……象徴

「第3章 人間尊重と現代の民主政治」「1.人間の尊重と日本国憲法の原則」の節見出し下、「日本国憲法の三原則」の単元見出し下、「国民主権の原則」の小見出し下、天皇に関する記述、全文引用
1ポイント落として、「新たに日本国の象徴であり国民統合の象徴となった天皇は、国会の指名にもとづいて内閣総理大臣を、内閣の指名にもとづいて最高裁判所長官を任命する。そのほか天皇は、憲法第7条に定められた国事行為のみをおこなうようになった」(96頁)。

○東京書籍
 ①分量、小見出し……小見出し、わずか5行
 ②写真……「天皇の国事行為-国会の指名にもとづく内閣総理大臣の指名」の写真
 ③象徴か権威か……象徴

「第2章 人間の尊重と日本国憲法」「2 人権と日本国憲法」の節見出し下、「3 日本国憲法の基本原理」の単元見出し下、「『象徴』としての天皇」という小見出しの下、全文引用
 「日本国憲法では、天皇は、主権者ではなく、日本国と日本国民統合の『象徴』となりました(憲法第1条)。天皇は政治についての決定権をもたず、憲法の定める国事行為のみを行います。天皇の国事行為には、すべて内閣の助言と承認が必要です」(39頁)。
・「天皇の国事行為-国会の指名にもとづく内閣総理大臣の指名」の写真(39頁)

○大阪書籍
 ①分量、小見出し……小見出し、8行
 ②写真……あり
 ③象徴か権威か……象徴

「第1章 個人の尊重と日本国憲法」「1 法に基づく政治と日本国憲法」の節見出し下、「日本国憲法の基本原則」の単元見出し下、「象徴としての天皇」の小見出し下、全文引用
 「日本国憲法第1条は、天皇が日本国と日本国民統合の『象徴』で、この地位は、主権者である国民の総意に基づくと定めています。これは、天皇は主権者ではなく、国の政治・に関する権能をいっさいもたないということをあらわしています。
 天皇は憲法に定められた国事行為のみを行います。これらの国事行為は、形式的・儀礼的な行為であり、内閣の助言と承認によって行い、内閣が責任を負います」(35頁)。
・「天皇の国事行為(国会の召集)」のタイトルで、御名御璽の写真(35頁)

○教育出版
 ①分量、小見出し……5行のみ
 ②写真……有り
 ③象徴か権威か……象徴

「第2章 わたしたちの暮らしと民主政治」「1 暮らしのなかに生きる憲法」の節見出し下、「日本国憲法の三つの柱」の単元見出し下、「基本的人権の尊重」に続く「国民主権」の小見出し下、天皇関係全文引用
 「日本国憲法では、天皇は主権者ではなく、日本国および日本国民統合の『象徴』となりました。天皇は国事に関する行為(国事行為)のみを行い、国の政治の決定権はもっていません。また、その行為には内閣の助言と承認が必要とされています」(34~35頁)。
・「国会の開会を宣言する天皇」の写真(34頁)

○清水書院
 ①分量、小見出し……5行のみ
 ②写真……なし
 ③象徴か権威か……象徴

「第1編 私たちの生活と政治」「第1章 人権の尊重と日本国憲法」「1 民主政治の成立」の節見出し下、「日本国憲法の成立と基本原理」の単元見出し下、「日本国憲法の原理」の小見出し下、・続けて1ポイント落として、「天皇の地位」のサブ小見出し下、全文引用
 「天皇は、主権者である国民の総意にもとづいて、日本国および日本国民統合の象徴という地位をもつことになった。こうして、天皇は国の政治にかかわる権力はいっさいもたないことになり、儀礼や儀式など憲法が定める国事行為のみを行うことになった」(39頁)。


○帝国書院
 ①分量、小見出し……わずか4行
 ②写真……有り
 ③象徴か権威か……象徴

「第3部 私たちの民主政治」「第1章 日本国憲法について考えよう」「②国民主権とその実現」の単元見出し下、「国民主権への道のり」の小見出し下、天皇関係全文引用
 「天皇は日本国と日本国民統合の象徴とされました。天皇は国の政治を行う権限をいっさいもたず、儀礼的な国事行為を行います。それらの行為はすべて内閣の助言と承認が必要で、内閣が責任を負います(第3条)」(92~93頁)。

○日本文教出版
 ①分量、小見出し……小見出し、9行
 ②写真……有り
 ③象徴か権威か……象徴

「第3章 人間の尊重と日本国憲法」「①日本国憲法の原則」の節見出し下、「日本国憲法の特色」の大見出し(単元見出し)下、「象徴としての天皇」の小見出し下、全文引用
 「日本国憲法では、天皇は『日本国の象徴であり日本国民統合の象徴』とされている(憲法1条)。天皇は、政治についての決定権をもたず、憲法の定める国事行為のみをおこなう(憲法7条)。天皇の国事行為には、法律や条約の公布、国会の召集や衆議院の解散、栄典の授与、外国の大使・公使の接受などがあり、すべて内閣の助言と承認にもとづいておこなわれる。
 天皇が政治と切りはなされ(憲法3・4条)、象徴としての地位におかれるようになったのは、日本国憲法の特色といえる」(44~45頁)。
・「天皇から任命される駐タンザニア大使(2002年)」の写真(45頁)。

○扶桑社
 ①分量、小見出し……1頁
 ②写真……有り
 ③象徴か権威か……象徴だが、半ば権威

「第3章 現代の民主政治とこれからの社会」「第1節 日本国憲法の基本原則」の節見出し下、「24 国民主権」の単元見出し下、「国民主権」→「国民統合の象徴としての天皇」の小見出し。
・続けて「国民統合の象徴としての天皇」の小見出し下、全文引用
 「皇室(天皇家)は、千数百年前にさかのぼるわが国の成り立ちや、その後の歴史に深くかかわっている。皇室は国の繁栄や人々の幸福を神々に祈る祭り主として、古くから国民の敬愛を集めてきた。
 そのような歴史から生まれた天皇の権威は、各時代の権力者に対する政治上の歯止めとなり、また国家が危機をむかえたときには、国民の気持ちをまとめ上げる大きなよりどころともなってきた。
 明治時代になると、強い力で国をたばねていく必要から、天皇には大きな政治権限があたえられていた。しかし実際には国民の精神的な中心としての役割が大きく、天皇の名の下に政治を行う為政者に対し、高い格調と責任を求める役割を果たしてきた。
 日本国憲法では、天皇は日本国及び国民統合の象徴(1条)と位置づけられ、内閣の助言と承認によって国事行為を行うとされている。また『この地位は主権の存する日本国民の総意に基く』(1条)として、天皇と国民との伝統的な結びつきが確認されている。
 天皇は直接政治にかかわらず、中立・公正・無私な立場にあることにより、古くから続く日本の伝統的な姿を体現し、国民の統合を強める存在となっている」(75頁)。
・「国会の開会を宣言する天皇陛下」、「施設を訪問し、国民に親しく話しかける両陛下」の写真(75頁)。もう一枚、タイトルのない写真(75頁)
・国際関係編のところで、「皇室外交と国際親善」の写真(127頁)。


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