テーマ:教科書検定

いわゆる近隣諸国条項の撤廃を求めます--検定基準に関するパブリックコメント

  ようやく、本日、教科書検定基準の近隣諸国条項について撤廃を求めるパブリックコメントを送付しました。政府見解・最高裁判例を重視せよという項目を新設しないように求めるパブリックコメントに続くものです。論点ごとに分けてコメントを送れということなので、二回目のコメント提出となりました。   本日が締め切りですが、特に、政府見解・最高裁…
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〈指導要領解説書に尖閣固有の領土明記〉を断乎支持する--政府見解・最高裁判例条項は不要である

本日、1月11日、読売新聞には、次のような記事が一面で踊っていた。    「尖閣・竹島は領土」明記--政府方針 中高教科書指針に        政府は10日、尖閣諸島と竹島について、中学校と高校の教科書編集の指針となる学習指導要領の解説書に「我が国固有の領土」と明記する方針を固めた。  国際化が進む中で、「自国の領土に…
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検定基準改正問題の補説---目先に囚われず、原理のレベルでの闘いを

    目先に囚われず、原理のレベルでの闘いを      今回の検定基準改正案を見ると、日本人の根本的欠陥が浮かびあがってくる。それは、物事の原理というものを軽視することだ。論争において原理を握ったものは強い。検定基準のレベルでの原理は、近隣諸国条項に現れている。この条項がある限り、教科書における反日主義は已まない。にもかわらず、…
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政府見解・最高裁判例条項は第三の「戦後日本の"拘束具"」となる  転載歓迎

   再度いうが、今回の教科用図書検定基準改正に関するパブリックコメントを送っていたただきたい。パブリックコメントの中では、近隣諸国条項の撤廃を要求していただきたい。また、政府見解・最高裁判例条項の新設に反対していただきたい。切に希望する。特に、政府見解・最高裁判例条項の新設は、大きな禍根を残すことになる。   なぜ、私はそのよう…
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教科用図書検定基準改正に関するパブリックコメントを提出しました、転載歓迎

  ずっと本務が忙しく、教科書検定基準改正問題について考えられなかったが、前記事で述べたように、検討してみると、今回の改正案はとんでもない代物であると言わざるを得ない。いわば、第二の近隣諸国条項制定というべきものである。   もう一度記すが、今回の改正案が通ると、問題の箇所は以下のような配列となる。    (2)未確定な時…
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教科用図書検定基準改正に反対する----なぜ、近隣諸国条項を撤廃しないのか 転載拡散歓迎

  この間、本務の方が忙しく、教科書問題や憲法問題について考える暇が全くなかった。その間に、思慮が足りないのか、教科書問題に関して、安倍政権はおかしなことを始めてしまった。  12月20日、教科用図書検定調査審議会は、「教科書検定の改善について(審議のまとめ)」と、それに基づく小中学校の社会科、高等学校の地理歴史科と公民科に関する…
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『新しい公民教科書』初版でも、立憲君主制は削除されていた

   『史』百号記念座談会の準備のために、過去の『史』を眺めていて気になった記事があった。通巻26号の平成13年5月号掲載の八木秀次「公民教科書検定合格にあたって」という記事である。この中で、八木氏は次のように記している。   私たちの教科書は我が国の現行憲法体制が「立憲君主制であるといっても差し支えないであろうと思います」という…
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『史』百号記念座談会より

   『史」の九月号は百号にあたる。これを記念して座談会がもたれた。この百号記念座談会が九月号に掲載されている。座談会には私も参加したが、座談の中で改めて認識を新たにした点がある。それは、「つくる会」が設立以来、中韓という外国と結びついたマスコミ、外務省などの権力、過激派等の既成勢力によってすさまじく目の敵にされ、弾圧されてきたことであ…
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『公民教科書検定の攻防---教科書調査官と執筆者との対決』目次

   今回は、『公民教科書検定の攻防---教科書調査官と執筆者との対決』の紹介のために、目次を掲げることにする。           公民教科書検定の攻防     ―――教科書調査官と執筆者との対決―――                はじめに 序章 『新しい公民教科書』の思想とは何か 第一章 公民教科書検定過…
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『公民教科書検定の攻防---教科書調査官と執筆者との対決』刊行

  今月下旬、ようやく、 私が記した『公民教科書検定の攻防---教科書調査官と執筆者との対決』が自由社から発売される。この書物は、『新しい公民教科書』の第三版をめぐる調査官との攻防を、執筆者の立場から記したものである。恐らくは、検定過程を報告する初めての報告書である。教科書問題に関心のある人たちは、あるいは憲法問題に関心のある人たちは、…
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公民教科書は改善されたか 第四回―天皇をめぐる記述――『史』平成25年1月号

  『史』掲載の「公民教科書は改善されたか」のシリーズは、第四回の「天皇をめぐる記述」で終了した。この論文を以下に掲げる。小論でも触れているが、公民教科書記述の中で、あるいは公民教科書検定の中で最も歪んでいるのが天皇記述をめぐるものである。      まさしく、なぜ、女系天皇論が出てくるのか。歴史教科書に即して言えば、易姓革命を否定…
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根源的な問題は何か--『新しい公民教科書』検定過程(21)

  この間、本務が忙しく、ブログの更新が出来なかった。しかし、公民教科書の検定過程を明らかにする作業が残っている。これまで20回にわたって、『新しい公民教科書』検定過程について報告してきた。今回は、その作業の一応の締めとして、感想風に、まとめを行っておきたい。   制定法を過重に重視するか否か   教科書調査官と我々との根源…
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宮中祭祀・国事行為・公的行為------『新しい公民教科書』検定過程(18)

  前二回の記事から知られるように、我々は、歴代の天皇と国民を主権者と捉える立場から、日本歴史をふまえた最高権威として天皇を位置づけてきた。これに対して、調査官は、徹頭徹尾、天皇以外の現在生きている国民を主権者と捉える立場から、日本歴史と切り離された単なる「象徴」として天皇を位置づけようとしていた。我々の立場は歴史を重視するものであり、…
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国民主権とは何か------『新しい公民教科書』検定過程(17)

  主権=権威説は許さない    前記事で述べてきたように、我々と調査官は、立憲君主制論を認めるか否か、天皇を権威、元首、君主として認めるか否かで対立してきた。両者の対立の根底には、国民主権とは何かということをめぐる解釈の相違がある。   我々は、主権とは権威のことであり、国民には天皇も国民も、いや代々の天皇と国民も含まれる…
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立憲君主制は認めない---『新しい公民教科書』検定過程(16)

   前回記事の最後に触れたように、単元18「日本国憲法の原則」では一応7原則と記すことができたが、立憲君主制の原則は、象徴天皇の原則に変えられてしまった。何故にそうなったのか、調査官と我々との間の論争を振り返っていこう。我々は、検定申請本の中で、「立憲主義が支える7原則」の小見出し下、立憲君主制の原則について次のように記していた。…
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「日本国憲法」3原則か7原則か―――『新しい公民教科書』検定過程(15)

  7原則という表現をした申請本    申請本は、単元18「日本国憲法の原則」で、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義のいわゆる三原則に加えて、立憲君主制、法治主義、間接民主主義、三権分立の四原則を「日本国憲法」の原則として挙げていた。この単元全体に対して、検定意見が3件付いた。54,55,56番の3件である。54番、56番は後に…
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核抑止論をめぐって―――『新しい公民教科書』検定過程(20)

   核抑止論――「核の傘」政策とを展開した申請本   申請本は、終章の単元64「日本の安全と世界の安全」で、核兵器の問題を中心に扱った。この単元については133番から135番まで3つの検定意見が付いた。このうち最も重要な意見が核抑止論などをめぐる135番であった。検定申請本は、「核兵器廃絶とわが国」の小見出し下、核抑止論に基づく…
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「核の傘」の下に居るのは政策ではない―――『新しい公民教科書』検定過程(19)

   立憲主義の問題についてはまだ多くの報告すべきことが残っているが、後回しにすることにして、核兵器の問題をめぐる検定について2回に分けて報告していこう。   非核三原則と「核の傘」を記す   「日本国憲法」の唱える念仏平和主義の弊害が最も明確に現れるのが、核兵器に関する記述である。『新しい公民教科書』の申請本は、単元59「…
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天皇元首規定論の抹消―――『新しい公民教科書』検定過程(14)

 「日本国憲法の改正問題」    単元19「日本国憲法の改正問題」では、改正手続きに触れた上で、改正の論点として、九条、二院制、環境権などの新しい権利という三つの問題とともに、天皇を元首と規定すべきだという議論、前文に歴史・伝統・文化について触れるべきだという議論をも取り上げた。すなわち、「憲法改正の論点」として、55頁5…
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「日本国憲法」成立過程―――『新しい公民教科書』検定過程(13)

 大日本帝国憲法に続いて、「日本国憲法」の記述をめぐる検定について紹介していこう。最初に、「日本国憲法」成立過程に関する検定について見ていく。   画期的だが、不十分な申請本   『新しい公民教科書』の申請本は、単元17「日本国憲法の成立」の中で次のように記していた。まず、「GHQ案の提示」の小見出し下、GHQ案提…
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 禁じられた「国体」―――『新しい公民教科書』検定過程(12)

   「公民の言葉 国体」   近世までの日本に続いて大日本帝国憲法に関する記述に対する検定について見ていこう。単元16「大日本帝国憲法」の記述には、4つの検定意見が付いた。だが、意見が対立するものは「国体」という用語に関するものだけであった。検定申請本は、欄外「公民の言葉 国体」で次のように記していた。  世界の国は、それ…
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近世日本までの立憲主義―――『新しい公民教科書』検定過程(11)

  検定申請本の内容―――「権威としての天皇」   我々は、近代になる以前に、権威と権力の分離という立憲主義の要素が既に存在していたという立場から検定申請本を記していた。すなわち、大コラム「もっと知りたい日本史に見る立憲主義」で、「日本では早くから政治の権威と権力の分離が進み、明治時代、憲法を制定するときには、立憲主義の基礎がす…
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西欧の立憲主義―――『新しい公民教科書』検定過程(10)

 教科書調査官と我々とが一番対立したのは、立憲主義をめぐってであった。まず、西欧で成立した立憲主義をめぐる違いについて見ていきたい。 西欧の立憲主義で書くべき5つのポイント    西欧で成立した立憲主義とはどういうものであろうか。第一に、最も本質的な特徴は法に基づき政治・統治が行われることである。この考え方は、英国…
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男女平等―――『新しい公民教科書』検定過程について(9)

 検定申請本の内容  激しく意見が対立したわけではないが、大きく意見が対立したのが男女平等をめぐる記述である。『新しい公民教科書』は、「もっと知りたい 正しい(傍線部は引用者、以下同じ)男女平等」という大コラムで2頁の分量を使って、この問題を取り扱った。   内容を簡単に紹介するならば、このコラムの本文では、まず「脳神…
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国家論3、国家の姿を消させる―――『新しい公民教科書』検定過程について(8)

 単元12のところで記したように、教科書調査官は、国家対国民個々人ではなく、政府対国民個々人との関係と言う形で書かせようとした。そして、愛国心と独立心の関係を論じた部分から「愛国心」を削除させた。調査官は、国家論を書くなとは決して言わないけれども、出来るだけ国家の姿を教科書から消そうとする姿勢を示していた。今回は、その姿勢が見られた…
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『新しい公民教科書』検定過程について(7)―――国家論2、国家と国民個々人の関係

 この間、育鵬社歴史教科書盗作事件の報告と南出偽無効論の批判に時間を費やしてきた。しかし、何としても、平成22年度公民教科書検定についての報告を済ませておきたい。再び、この作業に取り掛かることにしたい。今回は、国家と国民個々人との関係の在り方の記述をめぐる検定について報告しておきたい。    『新しい公民教科書』…
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『新しい公民教科書』検定過程について(6)―――国家論1、国家の役割

  今回から個別論点について順番に見ていくこととするが、最初に、「国家にかかわる国民の4つの立場」を含む国家論関係をめぐる調査官と我々との違いについて述べていきたい。      「国家の第1 の役割は、外敵からの防衛です」――教科書記述   最も大きな違いは、国家の役割として何を重視するかをめぐる対立である。『新しい公民教…
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『新しい公民教科書』検定過程について(5)―――我々がこだわったものは何か

    前回、我々執筆者から調査官に提出した「意見及び質問書」を紹介した。この意見書では5点のことを記したが、これらは最も調査官と意見の隔たりが大きかったものであるし、我々が一番こだわったものである。       まず、この5点について掲げておこう。   一、立憲主義、権威と権力の分離、主権、象徴他について    Ⅰ、権威と権…
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『新しい公民教科書』検定過程について(4)―――執筆者からの「意見及び質問書」

   前回予告しておいたように、まずこちら側が提出した「意見及び質問書」を掲げる。ブログ掲載にあたって、段落ごとに丸番号と小見出しを付した。とりあえず、一読されたい。「意見及び質問書」には、立憲主義と国家の思想の再建という『新しい公民教科書』の課題が詰め込まれている。                    意見及び質問書 …
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『新しい公民教科書』検定過程について(3)--検定過程の概略

   前回からのつなぎ     前回、『史』平成19年7月号掲載の「公民教科書はこう作りたい―――全体主義を予防し、独立国家意識を再建するために―――」という論文を、当ブログに転載した。この論文の副題に現れているように、『新しい公民教科書』を作成し普及させていく目的は、独立国家意識の再建と全体主義の予防(=立憲主義の再建)という二…
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