テーマ:書評又は感想

『西洋の自死』を読み学んだこと――移民、ヘイト法、人種差別主義と反人種差別主義、自虐史観、国家の否定などについて

 前回記事では、ダグラス・マレー『西洋の自死』を読み、特に気になったことを長々とまとめてみた。今回は、私の問題意識に沿って、本書を読み学んだことを確認していきたい。 一、大量移民受け入れは悲惨な結果を招く  移民犯罪の大幅増加 何よりも改めて確認したことは、ある程度知っていたことだが、大量移民の受け入れは悲…
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ダグラス・マレー『西洋の自死』をお勧めする――自虐史観で自殺していく西欧

 日本の「自死」を予言する書  先月、ダグラス・マレー『西洋の自死――移民・アイデンティティ・イスラム』(東洋経済新報社、原著ハードカバー版は2017年5月、ペーパーバック版は2018年1月、訳書は2018年12月)を読んだ。中野剛志氏が冒頭の「【解説】日本の「自死」を予言する書」で解説を書いているが、次のように記している。 …
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『リンドバーグ第二次大戦日記』が教えてくれること――国際法を無視しまくるアメリカ、反戦派=アメリカ第一主義派の敗北…

   7月下旬、チャールズ・A・リンドバーグ『リンドバーグ第二次大戦日記』上下巻(新庄哲夫訳、2016年、角川ソフィア文庫、元は新潮社)を読んだ。この本を読み、いろいろ考えさせられた。そして、多くのことを学んだ。  この本が教えてくれたことは、大きく四点にわたる。  一、アメリカがドイツに戦争を仕掛けるために、国際法を無視しまく…
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阿羅健一・杉原誠四郎『吉田茂という反省』を読んで――吉田茂の四つの大罪

 最近、阿羅健一・杉原誠四郎『対談 吉田茂という反省』(自由社、2018年)を読んだ。阿羅氏と杉原氏との対談本である。副題は、「憲法改正をしても、吉田茂の反省がなければ何も変わらない」である。  面白かった。知らない史実が多く語られており、興味深く一挙に読んだ。両者とも憲法無効論派ではなく改憲派だが、通常の改憲派では考えられないほ…
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{再掲}私有財産制と著作権の存在意義の確認--加藤雅信『「所有権」の誕生』を読んで

  前2回の記事を書いて、私有財産制の重要性、著作権保護の重要性について改めて想いをめぐらした。そこで、前回記事で紹介した加藤雅信『「所有権」の誕生』を紹介した〔私有財産制と著作権の存在意義の確認--加藤雅信『「所有権」の誕生』を読んで〕(2014年6月20日記す)を再掲することとする。     {再掲}私有財産制と著作権の存在…
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2019年1月の雑感2-松木圀俊『韓国よ!「敵」を誤るな』を読んでおいてよかった

  昨年4月中旬からの10か月間、公民教科書作成に追われてきた。前記事でふれたように、特に11月下旬からの50日間は、もっとも忙しかった。そのため、新聞やテレビ、ネットニュースなどを見る暇も気力も消え失せた。その結果、どうしようもないくらい世界情勢から取り残された日本の国内情勢はもちろん、世界一般の動きも、東アジア情勢も全く分からなくな…
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石平・黄文雄『中国が日本に仕掛ける最終戦争』を読んで―――民間企業、外資系企業から財産没収を図る中国

  前回の記事、「林建良『中国ガン』をお勧めする」の中で「日本版台湾関係法」のことに触れたが、先月中旬に読んだ石平・黄文雄『中国が日本に仕掛ける最終戦争』(徳間書店、2018年3月)でも、この法案が強調されている。習近平を「皇帝」と捉える立場はかなり広がっているが、本書は、中国共産党自身が中国社会の未来がなくなっていく中で独裁強化を…
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林建良『中国ガン』(2012年、並木書房)をお勧めする

 自己の利益だけを追求する中国及び中国人   先月下旬、台湾人医師が書いた林建良『中国ガン』(2012年、並木書房)を読んだ。『中国ガン』とは刺激的なタイトルだが、書いていることは極めて真っ当なことであり、案外穏健な内容である。ガンに中国または中国人を例えるのは、医師としての知見からくるものである。林氏によれば、正常な細胞にはアポ…
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近藤大介『未来の中国年表』(2018年6月、講談社)を読んで―――中国社会に孕む問題点

  近藤大介氏の本は、『「中国模式」の衝撃』に続いて、『未来の中国年表』(2018年6月、講談社)を読んだ。この本は、ほとんど信用できない中国の統計数字の中で比較的正確な数字が分かる人口統計を基に、中国社会の未来を予測した書である。一応、2049年の建国百周年までにアメリカを超えて世界ナンバーワンの国家になる、という習近平乃至中国指導…
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近藤大介『「中国模式」の衝撃』(2012年1月、平凡社)を読んで―――信用というものが成立しない中国

 8月上旬、近藤大介『「中国模式」の衝撃』(2012年1月、平凡社)を読んだ。世界一の国家となり世界の標準となると嘯く中国という「国家」について体系的に掴みたいと思い、この間、中国関係の本を10冊ほど読んだ。それでも中国についてきちんと理解できたとは思わないが、一番、中国というものに関する体系的な理解に向けて少しでも私を導いてくれたのが…
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西村幸祐『報道しない自由―― なぜ、メディアは平気で嘘をつくのか』を読む

   「報道しない自由」とフェイク・ニュースに対する批判     昨日、北朝鮮は米国東海岸まで届く能力を持つミサイル発射実験に成功した。このまま推移すれば、本当にもうすぐ、日本にとって、米国による核の傘は有効でなくなると言われている。  そんな折、一昨日から昨日にかけて、西村幸祐氏の新刊『報道しない自由―― なぜ、メディア…
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荒木和博・荒谷卓・伊藤祐靖『自衛隊幻想――拉致問題から考える安全保障と憲法改正』を読んで

 荒木和博・荒谷卓・伊藤祐靖『自衛隊幻想』(2016年、日本工業新聞社)を読んだ。副題から知られるように、日本人拉致問題を通じて、安全保障と憲法改正の問題を考察した書物である。この本の主張は、全体として明確だ。  第一に、外務省も日本政府も自衛隊も、拉致被害者を取り戻す覚悟も問題意識も持っていないことをいろいろな例を挙げて説明し、…
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西村幸祐及びケント・ギルバート『トランプ革命で甦る日本』等3著を読む

 最近、沖田行司『日本国民をつくった教育』(ミネルヴァ書房)、百田尚樹・石平『「カエルの楽園」が地獄と化す日』(飛鳥新社)、そして西村幸祐及びケント・ギルバート『トランプ革命で甦る日本』(イースト・プレス)の三冊を読んだ。三冊を読む中で感じたことを、多少とも記しておきたい。    沖田行司『日本国民をつくった教育』(ミネルヴァ書房)…
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服部剛『感動の日本史』を読んで――日本人の特性を考える

  前回、服部剛氏の『教室の感動を実況中継! 先生、日本ってすごいね――授業づくりJAPANの気概ある日本人が育つ道徳授業』(高木書房、2015年9月)を紹介した。今回は、同じ服部氏の手になる『感動の日本史 日本が好きになる――気概ある日本人が育つ授業づくりJAPAN』(致知出版、2016年10月)を紹介したい。  前回と同様、私が全…
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服部剛『先生、日本ってすごいね』をお勧めする

 一昨日から昨日にかけて、授業づくりJAPAN横浜(中学)代表の服部剛氏の二冊の本を読んだ。『教室の感動を実況中継! 先生、日本ってすごいね――授業づくりJAPANの気概ある日本人が育つ道徳授業』(高木書房、2015年9月)と『感動の日本史 日本が好きになる――気概ある日本人が育つ授業づくりJAPAN』(致知出版、2016年10月)であ…
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関野通夫『いまなお蔓延るWGIPの嘘』を読もう――歴史戦勝利のため、原理原則を重んじよ

 原理原則を重視しよう  関野通夫『いまなお蔓延るWGIPの嘘』(自由社、2016年9月)を読んだ。軽い感じで面白く一気に読めるのだが、読後感はなかなか重厚だ。歴史戦を戦う上で日本人が心がけるべきポイントが示されていると感じた。筆者にとって、本書から受け取るメッセージは、一言でいえば、原理原則を重んじよ、というものだ。本書を読ん…
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松木國俊『韓国よ、「敵」を誤るな!』――北朝鮮による韓国併合シナリオ

   一月前に松木國俊『韓国よ、「敵」を誤るな!』(ワック出版、2016年6月)を読んだ。主張は、タイトル通り、韓国にとって中国と北朝鮮が敵であること、日米が味方であることを説いた本である。  本書で印象に残った点は、二点ある。一つは、北朝鮮による韓国併合のシナリオの現実性である。二つは、このシナリオを支えるものが、韓国に於ける左…
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河添恵子・杉田水脈『「歴史戦」はオンナの闘い』PHP研究所--オンナの歴史戦とペキンテルン

 河添恵子・杉田水脈『「歴史戦」はオンナの闘い』(PHP研究所、2016年7月)を読んだ。『中国人の世界乗っ取り計画』を書いた河添氏と歴史戦の最前線で闘う杉田水脈氏との共著である。本書では、やるべきだと思ったことをともかく実行してきた行動力抜群の杉田氏の歴史戦に対する熱意と、《中国の世界征服の野望》というコンセプトの中で歴史戦を捉えよう…
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藤岡信勝編著『国連が世界に広めた「慰安婦=性奴隷」の嘘』(自由社)をお勧めする

  50日ほど前に、藤岡信勝編著『国連が世界に広めた「慰安婦=性奴隷」の嘘』(自由社)を読んだ。非常に面白かったので、書評又は読書感想を書こうと思っていたが、ようやく記す余裕が少しできたので、ブログ記事として掲載することにした。  本書の副題は、「ジュネーブ国連派遣団報告」というものである。表題と副題を合わせ読めばわかるように、…
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千葉麗子『さよならパヨク』を読んで―――ヘイトスピーチ規制法は共産党の大勝利

 最近、千葉麗子『さよならパヨク』(青林堂)を読んだ。千葉氏の行動の振幅の大きさと行動力に驚かされたが、そのことよりも、共産党と「しばき隊」との関係性の深さに驚かされた。左翼マスコミ社会における注目株として、反原発運動→「しばき隊」→シールズという流れが存在することは何となく知っていたし、反原発運動やシールズの背後に共産党が存在するこ…
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倉山満「歴史戦は『戦時国際法』で闘え――侵略戦争・日中戦争・南京事件」をお勧めする

  我が意を得たり  今週、倉山満「歴史戦は『戦時国際法』で闘え――侵略戦争・日中戦争・南京事件」(自由社ブックレット)が発売された。発売されたらすぐに読むつもりだったので、早速、読んでみた。我が意を得たり、という読後感である。   というのも、『安倍談話と歴史・公民教科書』を執筆していた昨年11月から12月に…
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『日米戦争を起こしたのは誰か』を読んで―――日米戦争はルーズベルトが起こした

 最近、藤井厳喜・稲村公望・茂木弘道『日米戦争を起こしたのは誰か』(勉誠出版、2016年1月)を読んだ。この本は、「はしがき」によれば、31代米国大統領(1929-1933)フーバーの『裏切られた自由』(“FREEDOM BETRAYED”)、いわゆるフーバー回顧録のエッセンスを紹介したものである。  まず目次を掲げよう。 フ…
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『村山談話 20年目の真実』を読んで――歴史教科書問題と村山談話の密接な関係

 最近、和田政宗、藤井実彦、藤岡信勝、田沼隆志四氏による『村山談話 20年目の真実』(イースト新書、2015年8月)を読んだ。本書は、上記四氏からなる「村山談話検証プロジェクトチーム」が、談話作成を担ったキーパーソンや談話発表時における閣僚から直接取材を行い、村山談話がどのように作成され、どのように閣議決定されたか、検証した本である。ま…
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茂木弘道『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!』――日中戦争は中国の侵略戦争

  3、4日前に、茂木弘道『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!』(自由社ブックレット、2015年11月、500円)を読んだ。   北村稔・林思雲『日中戦争――戦争を望んだ中国 望まなかった日本』(PHP研究所、2008年)を数年前に読んで以来、支那事変(日中戦争)は中国による侵略であると思い出していたが、本書では中…
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 西村幸祐、ケント・ギルバート『日本の自立』(イースト・プレス)――70年談話に至る背景がよく分かる

  一昨日、西村幸祐、ケント・ギルバート『日本の自立』(イースト・プレス、2015年8月)を読んだ。この本を読んで、安倍首相の70年談話が、マスコミや中曽根大勲位の圧力を何とかかわし、何故に、今日本にとって必要な最低限のレベルのものに何とか踏みとどまれたのかがよく分かった。それは、簡単に言えば、国内政局が最悪に推移しているにも関わらず、…
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共産主義、反日主義、官僚主義の朝日新聞――西村幸祐監修『朝日新聞「大崩壊」の真相』を読んで

 本日、西村幸祐監修『朝日新聞「大崩壊」の真相』(イーストプレス、2014年11月)を読んだ。この本を読んで、朝日新聞とは何か、ということを改めて考えた。その中で、著者も使っている言葉であるが、共産主義、反日、官僚主義という言葉が浮かんだ。   「捕虜収容所」の現地人管理官、思想警察としての朝日新聞    更には、官僚主義と…
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憲法調査会『海外調査に関する報告書』は面白い――天皇元首論は当たり前

 一昨日、内閣の『憲法調査会報告書』の付属文書第十二号『海外調査に関する報告書』(昭和39年7月)を読んだ。夏以来、『憲法調査会報告書』本体と付属文書を読み続けてきたが、五冊目となる。十数年前に付属文書第二号に当たる『憲法制定の経過に関する小委員会報告書』を読んでいるから、正確には六冊目となる。六冊の中では、今回読んだ報告書が最も興味深…
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憲法調査会『公聴会に関する報告書』を読む(2)――多数存在した憲法無効論的意見

  前回に続いて、『公聴会に関する報告書』を読んで思った事、考えたことを記していきたい。前回も述べたように、地区別公聴会や中央公聴会に比べて、都道府県公聴会における公述人の意見の方が面白い。時期の違いもあろうが、推薦による公述人だけではなく、公募による公述人が居るせいかもしれない。今回取り上げたいのは、都道府県公聴会における公述人の中に…
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憲法調査会『公聴会に関する報告書』を読む――《9条にノーベル平和賞を》運動はやはり解散すべきである

 しばらく内閣憲法調査会の付属文書を読む作業を中断していたが、一昨日から昨日にかけて、憲法調査会付属文書11号『公聴会に関する報告書』(昭和39年7月)を読んだ。  都道府県別、地区別、中央の公聴会    内閣憲法調査会は、二段階で公聴会を開催した。第一段階は、「日本国憲法の制定経過およびその運用の実際について調査を行なう段…
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西村幸祐『NHK亡国論』をお勧めする 転載歓迎

  昨日、西村幸祐『NHK亡国論』(KKベストセラーズ、2014年10月)を読んだ。序章から引き込まれ、一挙に読んだ。著者は、前著『マスコミ堕落論』(青林堂、平成26年7月)で、朝日新聞を中心にした大新聞への批判的分析を行ったが、本書では朝日新聞に並ぶ大マスコミの代表格NHKについて批判的分析を行っている。本書は、反日報道の例を示しなが…
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