阿羅健一・杉原誠四郎『吉田茂という反省』を読んで――吉田茂の四つの大罪

 最近、阿羅健一・杉原誠四郎『対談 吉田茂という反省』(自由社、2018年)を読んだ。阿羅氏と杉原氏との対談本である。副題は、「憲法改正をしても、吉田茂の反省がなければ何も変わらない」である。  面白かった。知らない史実が多く語られており、興味深く一挙に読んだ。両者とも憲法無効論派ではなく改憲派だが、通常の改憲派では考えられないほ…
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交戦権否認の怖ろしさ--安倍改憲案とは日本滅亡路線の選択である

  前回記事を書いた後、交戦権が否定された状態の怖ろしさについて書かれていないな、と感じた。そして、昨年、『新風』の平成30年3月号に掲載した論考のことを想い出した。私が交戦権問題について著わした論稿の中では、最もコンパクトに且つ分かりやすく展開できたものと思われるので、『新風』に掲載した元原稿を載せておきたい。傍線や赤字は、ブログに掲…
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もう一度言う、自衛戦力と交戦権を肯定せよ――トランプ大統領、日米安保破棄検討報道を受けて

中国に呑み込まれるか米国と対等同盟を結ぶか  6月25日、〈川崎市ヘイトスピーチに罰金の条例案〉のニュースとともに、トランプ大統領が、私的会話で日米安保条約破棄の可能性について言及したとのニュースが飛び込んできた。トランプ大統領は、大統領選の時から、アメリカが一方的に日本を守られなければならない片務性に我慢がならないということを…
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ヘイトスピーチに罰金案---西田昌司議員と長尾たかし議員は反対せよ

  日本を解体しようとする勢力の勢いが加速している。親の体罰禁止法案可決どころか、親の懲戒権廃止に向けた動きが強まっているが、更にヘイト法関係で重大なニュースが飛びこんできた。   川崎 ヘイト表現に初の罰金案 | 2019/6/25(火) 7:54 - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/pi…
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親の懲戒権廃止に断固反対する――これは家族解体の宣言となる

 新聞やテレビを見る暇が戻って3カ月近くなる。しかし、新聞もテレビも正直見たくないし、見れば気力、元気がなくなる。いやなニュースであふれているからだ。特に、与野党問わず、安倍政権や国会がまたバカなことを始めないかと気が気でない。そのバカなことを阻止しようと思っても、私にはどうすることもできない。できたとしても、次から次にバカなことをやる…
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国会の自殺――丸山議員糾弾決議案の提出

 蓮舫議員と辻元清美議員こそ辞職すべきではないのか  本当にバカバカしいことばかりやるのが、日本の国会である。本日6月5日、「戦争」発言で袋叩きにあった丸山穂高衆院議員を糾弾する与野党共同決議案が、衆院に提出された。明日6日に可決成立する見通しだという。  この決議案は、まず「戦争」発言を問題にして「日本国憲法」に反するとい…
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 令和元年5月の雑感――日本人の憤死、男系継承のこと

  5月に入って、1日から5日まで、かなりシャカリキになって、中学校歴史及び公民教科書の平成27年検定合格本(平成28~令和2年度使用)についての教科書記述比較資料を掲載した。その後、少しずつ、戦争史関係の本を読み始めたので、半分ほど、戦時国際法関係又は戦争史関係の頭になりつつある。だが、3年ごしの宿題であった教科書比較資料の掲載を終え…
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「つくる会」、北海道地図書き換え検定の取り消しを求める意見書を提出

 本日、5月10日、新しい歴史教科書をつくる会は、小学校社会科6年教科書において北海道地図を赤から白にか塗り替えさせた検定の取り消しを求める意見書を文科省に提出した。1カ月以内の回答を求めた。   以下、「つくる会」FAX通信から転載する。         「検定意見」の取り消しを求める意見書を提出      小学校社会…
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教科書検定取り消しを求めるメール--北海道庁のパンフを知って

  昨日、北海道庁が作成したパンフレットの中に、以下のような北海道の年表があるることを知った。  659 斉明4年 阿部比羅夫、蝦夷遠征、翌年後方羊蹄(しりべし)に郡領を置く。  1205 元久2年 津軽の安東氏、蝦夷の代官となる。  1514 永正11年 蠣崎氏(のちの松前氏)、安東氏より蝦夷を預かる。  1593 文禄2…
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「北海道以北を『領土外』扱い」した小学校教科書検定を取り消せ

   ここまで、ひたすら、中学校歴史教科書と公民教科書(平成28~令和2年使用、平成27年検定合格)について、比較資料を掲げてきた。3年越しの宿題であったが、宿題を果たす中で、歴史戦や憲法問題との関係で、 教科書問題が極めて重要な問題であることを再確認した。   今回は、今当面の一番の教科書問題である北海道地図書き換え問題につい…
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H28公民教科書資料(32)――Ⅳ国際社会篇、むすび

H28公民教科書資料(32)――Ⅳ国際社会篇、むすび       項目30「持続可能な社会」と重なるが、教科書のむすび部分を引いておこう。分析観点が明確ではないため基準が不明確となり、資料(32)は、資料引用の仕方にバラツキがある感じがある。    ともあれ、どういう分析の仕方があるか、私の方では明確ではない。全社、持続可能…
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H28公民教科書資料(31)――Ⅳ国際社会篇、戦前日本・東アジア共同体構想

H28公民教科書資料(31)――Ⅳ国際社会篇、戦前日本・東アジア共同体構想 〇自由社 ①戦前日本の位置づけ……特に悪くない ②東アジア共同体の構想……なし 〇育鵬社 ①戦前日本の位置づけ……特になし ②東アジア共同体構想……なし 〇東京書籍 ①戦前日本の位置づけ……悪い ②東アジア共同体の…
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H28公民教科書資料(30)――Ⅳ国際社会篇、持続可能な社会

H28公民教科書資料(30)――Ⅳ国際社会篇、持続可能な社会    9年前の検定で、やっぱりなというか、びっくりしたというか、ひどく憶えているのが日本国家の持続可能性というのはダメだということだ。社会や世界や地域や経済の持続可能性は良いらしいが、日本国家の持続可能性は、検定上ダメらしかった。そういう検定姿勢や指導要領の影響を受け…
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H28公民教科書資料(29)――Ⅳ国際社会篇、核兵器問題

H28公民教科書資料(29)――Ⅳ国際社会篇、核兵器問題 核抑止論についてふれているのが自由社、教育出版、帝国書院と3社のみであることに注意されたい。そして、全社が非核三原則というお題目を唱えている。現実から目をそらすのが、そらさせるのが戦後の公民教科書のおおきな役割のようだ。   〇自由社 ①核兵器廃絶、…
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H28公民教科書資料(28)――Ⅳ国際社会篇、日本人拉致問題

H28公民教科書資料(28)――Ⅳ国際社会篇、日本人拉致問題 〇自由社 ①分量・小見出し……大コラム「もっと知りたい 日本人拉致問題」下、2頁 +単元57【安全保障への努力と日本】下、1行 ②写真……2枚 ③人権問題、主権問題・安全保障問題とする ④拉致が行われた理由を記している ②③ 第5章3節第3節「世界と…
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H28公民教科書資料(27)――Ⅳ国際社会篇、沖縄の米軍基地

H28公民教科書資料(27)――Ⅳ国際社会篇、沖縄の米軍基地     相変わらず、全国の米軍基地の74%という数字が踊っている。    〇自由社 ①全国の米軍基地の23%(74%) ②分量、見出し……本文に出てこず ③写真……なし 図「在日アメリカ軍の配置図(2009 年度版防衛白書による)」  沖縄県は中国…
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H28公民教科書資料(26)――Ⅳ国際社会篇、(26)国際連合

H28公民教科書資料(26)――Ⅳ国際社会篇、(26)国際連合   昭和20年代からの公民教科書をおいかけてきた立場からすれば、敵国条項を書く教科書が三社になったことは大きな変化といえる。ただし、全社又はそれに近い教科書が書くようにならなければ、日本の生き残りは難しいであろう。 〇自由社 ①敵国条項……有り、 ②常任…
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H28公民教科書資料(25)――Ⅳ国際社会篇、領土問題・領土の危機

H28公民教科書資料(25)――Ⅳ国際社会篇、領土問題・領土の危機 〇自由社 ①北方領土……単元53で「日本固有の領土」(145頁)        不法占拠 ②竹島……単元53で「日本固有の領土」(145頁)        不法占拠 ③尖閣……単元53で「日本固有の領土」(145頁) ④分量、見出し……単元53【国家と…
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H28公民教科書資料(24)――Ⅳ国際社会篇、国旗・国歌

H28公民教科書資料(24)――Ⅳ国際社会篇、国旗・国歌 〇自由社 ①国旗・国歌の相互敬重を説く ②自国の国旗・国歌の敬重を説く ③分量、小見出し   単元53「国旗と国歌」の小見出し下、6行   大コラム2頁 ④写真2枚 ①② 第5章1節「国際社会のしくみ」 単元53【国家と国際関係】 ■国旗と国歌  …
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H28公民教科書資料(23)――Ⅳ国際社会篇、国際社会

H28公民教科書資料(23)――Ⅳ国際社会篇、国際社会 眺めてみて気付くのは、国益という当たり前の言葉を使うのが自由社と育鵬社しか存在しないことである。これは溜息が出る事態だが、「地球市民」という言葉がなくなったことも注目される。この言葉が、いわゆる保守から攻撃されてきたからであろうか。 〇自由社 ①国家間関…
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