平成24~27年度中学校歴史教科書比較資料Ⅰ(18)「南京事件」、通州事件

     Ⅰ、中韓隷属史観

     (18)「南京事件」、通州事件

  
   今世紀に入って、いよいよ1937年の「南京事件」というものが虚構であることが明らかになってきた。それゆえか、「南京大虐殺」という言い方をする教科書は完全に少数派になった。だが、虚構の事件が相変わらず文科省によって強制的に書かされている現状は全く変わらない。この虚構に挑戦したのは自由社だけである。多くの部分では、自由社・育鵬社VS五社の構図となるが、検定過程をふまえて言えば、「南京事件」では自由社VS六社の構図となることに注目されたい。
   以下に各社記述を掲げておこう。

○分析項目
①1937年「南京事件」
②同年、通州事件


○東京書籍
①「南京事件」
「戦火は中国北部から中部に拡大し、日本軍は、同年末に首都の南京を占領しました。その過程で、女性や子どもなど一般の人々や捕虜をふくむ多数の中国人を殺害しました(南京事件(①))。しかし蒋介石は、政府を漢口、次いで重慶に移して、日本軍への抵抗を続けました」(204頁)。
  ・④側注として「①この事件は、南京大虐殺として国際的に非難されましたが、日本の国民には知らされませんでした。戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)で明らかにされました。被害者の数については、さまざまな調査や研究が行われていますが、いまだに確定していません」(204頁)。
②記述なし
  
○日本文教出版
①「南京事件」……単元「2 日中全面戦争と戦時体制」の下、「中国との全面戦争」の小見出し下、「12月に占領した首都南京では、捕虜のほか、婦女子をふくむ多数の住民を殺害しました(南京事件)。国民政府は、首都を漢口、次いで奥地の重慶に移し、抗戦を続けました」(226頁)。
  ・側注③として「③当時、日本国民には事件の真相が知らされませんでした。戦後、極東国際軍事裁判に当時の調査資料が提出され、その後の研究で、部隊や将兵の日記にもさまざまな殺害の事例が記されていることがわかりました。ただし、誇張の程度をどうみるか、知られていない殺害がどれだけあるのかなど、さらに研究が必要な部分もあります」(226頁)。
②記述なし

○教育出版
①単元「12 『話せばわかる』 軍国主義の高まりと日中戦争」下、「日中戦争の始まり」の小見出し下、「12月に占領した首都の南京では、多数の捕虜や住民を殺害し、国際的な非難を受けました(南京事件)」(213頁)。
   ・側注として「②この事件は、当時の国民には知らされず、戦後になって明らかにされました」(213頁)。
②記述なし

○清水書院
①第5章第3節、単元「4 日中戦争と戦時体制」下、「戦争の全面化と長期化」の小見出し下、「この戦争での中国の民衆の被害は非常に大きかった。広大な中国大陸で作戦を展開して十分に補給を受けられなくなった日本軍の部隊は、中国人を労働力として徴発し、食料・物資の略奪もおこなった。また、敵がひそんでいるとして民家を放火したり住民を殺すこともあった。南京占領の際は、兵士のほか、捕虜や武器を捨てた兵士や老人・女性・子どもを含む非戦闘員も無差別に虐殺され、国民政府の臨時首都がおかれた重慶への空爆でも多数の民間人が犠牲となった」(233頁)。
 ・側注②「南京大虐殺とよばれる事件。諸外国は、この南京大虐殺を強く非難したが、軍の統制を受けた報道によって当時の日本人はこの事実を知らなかった。」(233頁)。
②記述なし

○帝国書院
①「南京事件」……単元「4 戦争につき進む日本」下、「日本軍は中国南部からも侵攻し、上海や当時首都であった南京を占領しました。南京では、兵士だけでなく、女性や子どもをふくむ多くの中国人を殺害し、諸外国から『日本軍の蛮行』と非難されました(南京虐殺事件)。しかし、このことは戦争が終わるまで、日本国民には知らされませんでした」(208頁)。……前回は「南京大虐殺」
②記述なし
 
○育鵬社
 ①「南京事件」……単元「69 日中戦争(支那事変)」下、「日中戦争」の小見出し下、「日本軍は首都・南京を占領しましたが、……」(209頁)
  ・側注④「このとき、日本軍によって、中国の軍民に多数の死傷者が出た(南京事件)。この事件の犠牲者数などの実態については、さまざまな見解があり、今日でも論争が続いている」(209頁)。
②記述なし

○自由社……
①「南京事件」……単元「77 日中戦争」下、側注⑤として「南京占領の際に、日本軍によって中国の軍民に多数の死傷者が出た(「南京事件」)」(225頁)。
 *申請本は、側注⑥として「日本軍による南京占領の際に、中国の軍民に多数の死傷者が出たことが、のちに「南京事件」として宣伝されるもとになった」(225頁)。
②単元77の側注③「1937年3月末には北京東方の通州で、200人の民間日本人が親日政権の兵隊に惨殺される、通州事件がおこった」(225頁)。


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