資料・平成18~23年度中学校公民教科書分析(22)―――日の丸・君が代

Ⅲ、国際社会編

(22)日の丸・君が代


○分析項目
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか
 ③分量、小見出し
④写真
 

○日本書籍新社
 ①国旗・国歌の相互敬重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の敬重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……小見出しなし、5行
④写真……なし

「第4章 世界平和と人類の共生を求めて」「1.世界平和の実現」の節見出し下、「国際社会と主権の尊重」の単元見出し下、「主権国家の相互尊重」の小見出し下、
「各国家には、それぞれ独自の伝統や文化があり、国旗や国歌など国民の心を統合する独自の象徴がある。各国民は、自国だけでなく、他国の歴史や文化を理解し、それぞれの象徴を相互に尊重することを求められている」(149頁)。

○東京書籍
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……小見出し有り、6行
④写真……なし

「第5章 地球社会とわたしたち」「2 国際社会と世界平和」の節見出し下、「1 主権国家と国際社会」の単元見出し下、「国旗と国歌」の小見出し下、
 「主権国家は通常、国家を示すシンボルとして、国旗と国歌をもっています。日本では、1999年にはじめて、法律で『日章旗』が国旗、『君が代』が国歌と定められました。国どうしが協力し合っていくためにも、たがいに国旗・国歌を大切にしていかなければなりません」(154~155頁)。

○大阪書籍
①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……小見出しなし、3行
④写真……「オリンピックの表彰式」の写真

「第4編 現代の国際社会」「第1章 国際社会と人類の課題」「1節 国家と国際社会」の節見出し下、「国際社会と主権国家」の単元見出し下、「国家と主権」の小見出し下、
 「国旗・国歌を国のシンボルとして相互に尊重し合うことが、国際的な儀礼となっています。日本では、法律で日章旗を国旗、君が代を国歌としています」(158~159頁)。
・「オリンピックの表彰式」の写真(158頁)

○教育出版
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……小見出し、11行
④写真……「オリンピックの表彰式」の写真(133頁)

「第4章 地球社会とわたしたち」「1 世界平和の実現に向けて」「① 国際社会のしくみ」の単元見出し下、「国旗と国歌」の小見出し下、
国旗や国歌はその国を表すシンボルで、国家はたがいに尊重することが儀礼になっています。さまざまな国際会議で、国の大小にかかわらず国旗が平等に掲げられることにも、主権平等の原則があらわれています。日本では長年、『日章旗(日の丸)を国旗、『君が代』を国家とするのがならわしでしたが、1999年にそのことが法律で定められました。植民地などがついに独立をはたして主権国家となり、独自の国旗をかかげることは、自らのことを自分で決定する民族自決への思いを表現することにもなります。国旗や国歌には、それぞれの国の歴史や国民の理想がこめられています」(133頁)。

○清水書院
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……サブ小見出し、4行
④写真……なし

「第3編 国際社会を生きる」「第1章 こんにちの国際社会」「1 国際社会のしくみ」の節見出し下、「国際社会と法」の単元見出し下、「国旗・国歌」のサブ小見出し下、
「それぞれの国は、国民の誇りやまとまりの象徴として国旗や国歌を定めている。国際社会では、各国の歴史や文化を理解し、たがいの国旗や国歌も尊重しあうことがたいせつである」(161頁)。

○帝国書院
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……小コラム
④写真……なし

「第4部 地球市民として生きる」「1章 世界平和の実現をめざして」「①国家と国際社会」の単元見出し下、本文になし。「国旗と国歌」という小コラムで、
「国旗は、船の国籍を見分けるなどの目的から生まれ、現在は国民統合の象徴としてかかげます。国歌は独立や国王をたたえるものなどさまざまですが、国民の自覚を高めるために歌われます。国旗と国歌をおたがいに尊重することは、現代世界の礼儀です。日本では、日章旗が国旗で、君が代が国歌であると法律で定めています」(152頁)。

○日本文教出版
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説かぬ
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説かぬ
 ③分量、小見出し……本文になし。写真説明のみ
④写真……有り

「第7章 かけがえのない地球と人類の共生」「1 国際政治の動向と日本」の節見出し下、「新しい国際秩序をめざして」の小見出しの頁で、
「国の象徴としての国旗・国歌(オリンピック・シドニー大会 2000年)」の写真説明で、「オリンピックの表彰の際には、多くの場合、優勝した選手の国旗がかかげられ、国歌が演奏される。わが国は、明治時代以来、慣習として日章旗(日の丸)を国旗、『君が代』を国歌としてきたが、1999年、これを法制化した」(146頁)。

○扶桑社
 ①国旗・国歌の相互軽重を説くか……説く
 ②自国の国旗・国歌の軽重を説くか……説く
 ③分量、小見出し……小見出しと大コラム、3頁
④写真……有り

「第4章 世界平和と人類の福祉の増大」「44 主権国家」の単元見出し下、「国旗・国歌」の小見出し下、
 「主権国家にとって、国旗や国歌はどのような意味や役割をもっているのだろうか。経済と情報のグローバル化が進み、モノ、カネ、人、情報が自由に行き交うようになる中で、社会の一体感を守り育てるため、これまでにも増して明確な国家意識を必要とするようになってきた。国旗・国歌は国家を象徴するものであり、その国の歴史や理想を表したものである。オリンピックの表彰式やサッカーのワールドカップの応援などで国旗が掲げられたり、国歌が歌われたりする場面を見ることが多い。
 国を愛することは国旗・国歌を尊重する態度につながる。また自分の国を愛することで、はじめて他の国を理解することもできる。私たちにはまず何より、自国の国旗・国歌を尊重する態度が必要である。そして、基本的な国際儀礼として、ほかの国の国旗・国歌も尊重することが必要である。 
わが国では、日章旗(日の丸)を国旗とし、君が代を国歌とすることが長いあいだ慣習として広く国民に定着していたが、その慣習に基づいて、1999(平成11)年、国旗・国歌法が制定された。
 船舶は国際法上、その船籍をおく国の国旗を掲げなければならない。国旗を掲げていない船舶は不審船あるいは海賊船としてあつかわれ、国際的な取り締まりの対象となる」(129頁)。
・「発見された君が代の原本」の写真(129頁)
・「国旗・国歌に対する意識と態度」の大コラム(130~131頁)

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