不正検定問題検討10――沖縄戦

 10回目は、『教科書抹殺』の100番、すなわち欠陥箇所349番の件である。『新しい歴史教科書』は、沖縄戦を記した244頁の側注➀で次のように記した。 日本軍の死者約9万4000人を出す激戦の末 この数字は正確なものであるが、なぜか、〈「日本軍の死者」が不正確である〉との意見が付いた。 他社の記述 …
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不正検定問題検討9――坂口安吾の『真珠』をめぐって

 9回目は、『教科書抹殺』の98番、すなわち欠陥箇所336番の例である。『新しい歴史教科書』は、日米戦争の単元で〈⑥開戦を聞いた文化人の声〉という囲み記事で、永井荷風、高村光太郎、古川ロッパ、坂口安吾の四名の声を取り上げた。坂口については、『真珠』という私小説から文章を引いた。  坂口安吾『真珠』を史料として用いることは許さない …
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不正検定問題検討8――院政をめぐる自由社と育鵬社とのダブルスタンダード

 8回目は、『教科書抹殺』の90番、すなわち欠陥箇所136番の件である。院政の件である。『新しい歴史教科書』は院政に関して次のように記した。 院政が始まると、白河上皇は、税の免除などの特権を荘園に与えたので、多くの荘園が上皇のもとに集まりました。 71頁 この記述は、〈「税を免除する主体」について「生徒が誤解す…
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