不正検定問題の検討3――「ペリー神奈川上陸図」

 3回目は、『教科書抹殺』の事例18、欠陥箇所番号249番の件である。『新しい歴史教科書』は、159頁上欄に、ペリーが1854(嘉永7)年1月に神奈川(横浜)に上陸したときの様子を描いた絵画の写真を掲載した。この絵画は多くの教科書が掲載しているものであるが、自由社は「ペリー神奈川上陸図」という名称を付けて掲載した。だが、これに対して、「…
コメント:0

続きを読むread more

不正検定問題の検討2――臥薪嘗胆の説明文をめぐって

 2回目は、三国干渉を受けて、日本が合言葉とした「臥薪嘗胆」に関する記述をめぐってである。「臥薪嘗胆」という用語を使っているのは自由社と育鵬社の二社だけである。二社とも本文で「臥薪嘗胆」という言葉を用い、側注でその説明を行っている。そして、自由社の記述は欠陥箇所とされ、育鵬社の記述には何の意見も付かず検定合格した。二社の説明文を引用しよ…
コメント:0

続きを読むread more

不正検定問題の検討1――坂本龍馬をめぐるダブルスタンダード

 10日ほど前から、歴史教科書不正検定問題を私なりに検討し始めた。とはいっても、検討の観点はただ一つ。『新しい歴史教科書』に対する検定と東書などの他社教科書に対する検定で二重基準(ダブルスタンダード)があるかどうかという一点である。  この観点から、まずは「つくる会」が『教科書抹殺』(飛鳥新社、2020年)で取り上げた100件につ…
コメント:0

続きを読むread more