平成24~27年度中学校歴史教科書比較資料Ⅰ(15)1927年南京事件

     Ⅰ、中韓隷属史観--近代編     


     (15)1927年南京事件


  1926年から28年にかけて、中国国民党は北伐を行い、自らの政権を中国の正統政権に上昇させる。その過程で、国民党軍は数々の事件を引き起こし、多くの無法行為を行った。その代表格の事件が、1927年3月の南京事件である。この事件の際、幣原外交に従った日本は、米国や英国とは異なり、全くの無抵抗主義を貫いた。その結果、中国人は、著しく侮日意識を強め、この侮日意識が日華事変につながっていく。
 
  にもかかわらず、日本の教科書は、虚構の1937年「南京事件」を熱心に書くけれども、本当にあった1927年の南京事件について書いてこなかった。今回も、七社中五社は完全に無視した。明確に書いたのは自由社だけ、それらしきものを書いたのは教育出版だけであった。以下に、各社の記述を掲げておこう。

○東京書籍
①記述なし

○日本文教出版
①記述なし

○教育出版
①単元10、「中国統一の動き」の小見出し下、
「1927(昭和3)年、国民政府軍が南京で外国の領事館などを襲撃すると、イギリスとアメリカは武力で報復をしましたが、政党内閣のもとで協調外交を進める日本は加わりませんでした」(209頁)。
……南京事件とは書かないが、実質、全社の中で一番すぐれた記述

○清水書院

①記述なし

○帝国書院
①記述なし

○育鵬社
①記述なし

○自由社
①単元75「中国の排日運動と協調外交の挫折」下、「中国の排日運動」の小見出し下、
側注①「1927年3月には、北伐軍が外国領事館や外資系工場・住宅を襲撃し、日本人を含む多数の外国人が死傷した(南京事件)」(220頁)。



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