国会120周年記念式典共産党欠席のニュースを聞いて

  本日、帝国議会から数えて120周年、国会で記念式典が行われた。だが、共産党は欠席したという。昨日の読売新聞には、以下のように欠席理由がまとめられていた。
 
 共産党は、29日に国会で開かれる議会開設120年記念式典を欠席する。戦前の帝国議会と戦後の国会は、厳格に区別すべきだとの立場からだ。

 同党は、明治憲法下の帝国議会について、「戦前の絶対主義的天皇制の補助機関」と位置づけ、「侵略戦争を無批判に進めた」などと批判している。
 

  
  この記事を見て、帝国議会が「戦前の絶対主義的天皇制の補助機関」であるという見解が正しいとしても、帝国議会が元になって国会ができたのだから変な理屈だなと思った。

  いや、そんなことよりも、共産党自身は、まだ、戦前を「絶対主義的天皇制」と位置づけているのか、と思った。意外のような、意外でないような変な感覚を覚えた。ただし、一つ納得がいった。

 本ブログ記事「浜教組問題に思うこと2」で述べたように、共産党系の歴史学者は、もはや天皇制絶対主義論をとっていない。しかし、彼らは、歴史教科書では天皇制絶対主義論的な記述を行うし、絶対主義論から脱している「つくる会」教科書の批判を行う。つまり、彼らの心の中で、学問と教育が分離しているのである。
 
 なぜ、彼らは、このような矛盾を犯すのか、直接的な理由がわかった気がする。共産党系の学者は、学問では自分の研究作業に基づき、基本的には自由な見解を述べられるが、教育に関わることになると自由がなくなるのではないか。ただし、侵略戦争か否か云々という話になると、学問的にも自由がなさそうである。もっとも、侵略戦争か否か云々という点に関する自由のなさは、共産党系だけでなく、新左翼系はもちろん、アカデミズム全体にあてはまるものであろう。
 
 

 

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