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zoom RSS 内容的にも偽憲法を作ろうとする安倍首相

<<   作成日時 : 2017/05/07 11:40   >>

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 戦時国際法の学習

 今年の1月末から、何とか自分の頭に戦時国際法の考え方を叩きこもうとしている。しかし、古希に近くなった老人のやることだから、なかなか進まない。理解を深めるために、読書会で発表したレジュメを基に、もう一度、立作太郎『戦時国際法論』(昭和19年)を読みながら、文章を認めだした。復習ノート+アルファである。その文章は、「戦時国際法学事始」と題する別のブログに掲載し続けている。

 だんだんザルになっていく頭だが、時間は昔よりはるかにあるので、文章を認める中で理解が少しずつ進んでいく。戦時交戦法規通論、戦争の開始及其直接的効果、陸戦法規、海戦法規と進んできて、5月1日にようやく、空戦法規に入っていくところまできた。

 ここまで来たところで1日完全に休養したうえで、青山繁晴氏の動画を見た。がっくりした。この動画に対する批判を5月3日から4日にかけて認めた。その頃、安倍首相の9条改正構想のニュースを知った。この安倍構想についてさっと考えたうえで、前回の記事「安倍9条改正案は属国日本の固定化を招く――せめて占領下の憲法改正禁止規定を」を書いた。自らを独立派と考える人達に是非とも読んでいただきたい。

 改めて言う――「日本国憲法」改正路線は日本を滅ぼす
 

それで、その後、空戦法規に入っていこうと思ったが、体に力が入らない。余りにも酷い安倍改憲構想のことが頭を離れない。もう日本は駄目だろう、と改めて思った。 

 「日本国憲法」改正路線を安倍首相が選択した時から、こうなることは必然であった。私は、12年前に書き、11年前に出版した『憲法無効論とは何か』(展転社、2006年)の中で次のように書いた。この著書は、安倍晋三氏にも献本している。

全ての党派諸氏よ。日本の自立、独立を願った初志を思い出していただきたい。繰り返すが、「日本国憲法」改正方式で憲法改正を行えば、日本は保護国から抜け出せないどころか、滅亡の道を歩き出すことになろう。  (162頁)

 安倍構想を潰せなければ、本当に、この予言は当たってしまうことになろう。

 ところで、実は、この当時、私は、「日本国憲法」無効論の研究と普及に力を入れようと思っていた。教科書問題も気になっていたが、藤岡信勝氏と八木秀次氏が何とかやってくれるだろうと外から勝手に思っていた。ところが、「つくる会」が分裂し、「つくる会」が、安倍晋三氏にすり寄ろうとした八木氏などの勢力によって潰されそうになった。「つくる会」が潰れれば日本は終わると思っていた私は、ある意味積極的に「つくる会」理事となっていった。

 理事となった後は、平成27年の教科書採択戦まで、勤務先の本務と「つくる会」関係、教科書関係のことしかできなくなった。無効論関係のことは何もできなくなった。と同時に、教科書関係のことも含めて、何かものを発表しようと思っても、その場がなくなっていった。今も、その状態は続いている。

 話を戻せば、著書にしようとしまいと、私は教科書改訂のたびに歴史教科書と公民教科書の分析を続け、昨年4月には、『安倍談話と歴史・公民教科書』(自由社)を著した。その時、改めて理論的には日本は滅亡へ一歩ずつ進んでいるという認識を持った。しかし、その時は、体感として、そのことを感じることはなかった。

 ところが、ヘイト法通過の時、体感として、滅亡に進んでいるという感じを強く持たざるを得なかった。昨年5月下旬、ヘイト法が衆院法務委員会を何の議論もなく通過した時、「日本は終わったな」と思い、「安倍政権が日本を終わらせる」という記事を書いた。今度は、その比ではない。本当に体感として、終わっていくなぁという感じがしている。

 いま日本にはまっとうなナショナリズムが必要である。だが、冷えたままである。韓国と在日韓国・朝鮮人と日本人の反日ナショナリズムは、日本の国家権力によって守られ、相変わらず健在である。安倍政権でなければ、もう少し熱いナショナリズムが勃興するはずであった。安倍9条改正構想を聴いて、安倍路線というのは、保守派を抑え込むことによって、ナショナリズムが湧き起こらないようにして、秩序を維持しながら、日本を属国として固定化し、中国による占領に導く路線であると得心するしかなかった。保守派を黙らせながら粛々と属国化路線を歩むのは、安倍氏にしかできない芸当であろう。

 安倍9条改正構想が導く日本の道 

もしも、自民党内で安倍9条改正構想が固まれば、そして維新がこれに賛成すれば、この売国「憲法」が成立する公算が格段に高くなる。今後の予測を簡単に示せば、次のようになる。

2019年、新偽憲法成立
  このころから、ヘイト法が猛威を振るいだす。
2020年、新偽憲法施行
  ヘイト法を口実に、自由社教科書と育鵬社教科書に対する「ヘイトスピーチ」のレッテル貼り
2021年、安倍首相退陣→岸田新首相(?)
    米国民主党新大統領……遅くとも2025年には、民主党大統領となる。そうなれば、以下の日程は数年ズレることになる。
2022年、中国による尖閣、沖縄侵攻、「那覇大虐殺」
    日本を属国とする。
2025年、中国による日本侵攻、日本は戦うことも出来ず、屈服する。
  「東京大虐殺」……裏切者から殺されていく鉄則からすれば、日本を中国に売り渡していく先兵を務めた左翼から殺されていく。


「東京大虐殺」「那覇大虐殺」以外は、合理的思考によっても出てくる。しかし、石平氏によれば、中国軍が侵攻すれば「東京大虐殺」をやりたがると言う。

 安倍改憲構想が実現するとすれば(安倍氏が何を考えようとも)、以上のように流れていくだろうという推測が十分成立する。
 
 形式的にも内容的にも偽憲法が出来る

  少し説明すれば、「2019年、新偽憲法成立」と書いたのはなぜか。今度安倍首相が作る「憲法」は偽憲法を改正するものだから、手続き的にも由緒来歴的にも偽憲法である。それどころか、内容面も、属国日本のものであり、内容的にも偽憲法である。9条@項もA項も手を付けず、B項で自衛隊を位置づけるわけだから、日本は自衛戦力を持てず、自衛戦争も出来ないということを正式に確定することになる。

 今の「日本国憲法」が偽憲法であるのと同様である。「日本国憲法」が偽憲法であるのは、国際法にも帝国憲法にも違反した形で作られたからであり、自衛戦力を否定し、元首を規定しなかったことから分かるように、内容的に独立国の憲法ではないからである。

 安倍改憲構想による新「憲法」も、この現在の「日本国憲法」と全く同じものとなるのである。しかし、忘れてならないのは、「日本国憲法」に対しては、無効論も自衛戦力肯定説も生まれていることであり、現に存在することである。ところが、今度の偽憲法に対しては、その余地はなくなってしまうことになろう(私自身は、新偽憲法が出来ても、無効論を唱え続けるつもりであるが)。つまり、今の「日本国憲法」下よりもはるかに、日本国は属国化していくことになるのである。公明党がもろ手を挙げて賛成するはずであるし、石破茂氏の批判は当然である。

 最後の一線を越えてしまった安倍首相

   いくら、危険な「日本国憲法」改正路線でも、それを主導する人は、絶対に第9条A項の廃止という線は守ると思っていた。「日本国憲法」改正という形でも、第9条Aが廃止されれば国家意識が回復して少しはプラスとなり、「日本国憲法」を正当化する大きなマイナスも、多少は埋められることになるとも考えてきた。所謂保守派が、日韓合意にもヘイト法にも我慢してきたのは、第9条A項の廃止だけはやってくれると信じてきたからである。

 ところが、安倍氏は、改憲を自己目的化して、何のための改憲かということを忘れて、現状維持の内容の改正構想を示すに至った。「日本国憲法」改正路線には、もはや、何一つプラス面を望めなくなったと言えよう。恐らく、今後は、衆参各議院の3分の2の賛成を求めて、更に改憲案なるものは劣化していくであろう。

 新偽憲法が出来た暁には、憲法制定権も取り戻せず、自衛戦争も自衛戦力も持てない、巨大でひ弱な金持ち国家が正式に出来上がることになろう。

 この金持ち国家、美味しい獲物を、誰が食うのか。米国か、中国か、ロシアか。まさか韓国ということはあるまいが、恐らくは中国が食らうことになろう。そして、その後には、日本だけが不幸になるのではない。アジア及び世界全体が不幸になるのである。日本には、カルタゴの道しか残されていないのであろうか。

 というようなことを、この3日ほど考え続けてきた。


  転載歓迎

  前回記事と今回記事が拡散されることを願う。拡散されるようであれば、少しは希望が出てくることになる。


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2017/05/08 09:04

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